ヘアクラックや収縮はなぜ起きる?
新築外構や駐車場工事で多く採用されるのがコンクリートの駐車場です。
見た目がすっきりしていて耐久性も高く、雑草も生えにくいため、外構ではとても人気のある舗装方法です。
しかしコンクリートには材料としての特有の性質があり、施工後に細かなひび割れが見られることがあります。
「施工が悪いのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、実はコンクリートには乾燥や温度変化によって収縮する性質があり、それが原因でひび割れが発生することがあります。
ここでは、駐車場コンクリートの特徴や、よく聞かれるヘアクラックや収縮についてわかりやすくご説明します。
コンクリートの基本的な性質
コンクリートは
- セメント
- 砂
- 砂利
- 水
を混ぜて作られる材料です。
セメントと水が化学反応を起こすことで硬く固まり、非常に高い強度を持つ材料になります。
建物の基礎や橋、道路などにも使われていることからもわかるように、コンクリートはとても丈夫な材料です。
しかし、固まる過程で水分が蒸発するため、わずかに体積が小さくなる「収縮」という現象」が起きます。
この収縮によってコンクリート内部に力がかかり、ひび割れが発生することがあります。
ヘアクラックとは
コンクリートでよく見られるひび割れのひとつがヘアクラックです。
ヘアクラックとは、文字通り「髪の毛のように細いひび割れ」のことで、
一般的には0.3mm以下程度の細いひびを指します。
駐車場コンクリートでは施工後しばらくしてから、表面に細い線のようなひびが入ることがありますが、多くの場合はコンクリートの乾燥収縮によって自然に発生するものです。
このようなヘアクラックは、通常の使用において強度に大きな影響が出ることは少なく、駐車場としての使用には問題ないケースがほとんどです。
コンクリートの収縮について
コンクリートは固まる過程で水分が抜けていくため、体積が少しずつ小さくなります。
これを乾燥収縮といいます。
特に駐車場のように広い面積のコンクリートでは、この収縮による力が内部にかかりやすく、ひび割れが発生することがあります。
そのため外構工事では、ひび割れをできるだけコントロールするために**目地(スリット)**を入れて施工することが一般的です。
駐車場コンクリートで行う対策
外構工事ではコンクリートの性質を考え、次のような対策を行います。
■ 目地(スリット)を入れる
コンクリートをいくつかの区画に分けることで、ひび割れが広がるのを防ぎます。
■ 鉄筋やワイヤーメッシュを入れる
コンクリート内部に補強材を入れることで強度を高めます。
■ 十分な厚みで施工する
駐車場では一般的に10cm程度の厚みで施工することが多く、車の重さにも耐えられる構造になります。
■ コンクリートを分割して打設する
広い面積を一度に施工せず、適切なサイズで区切ることでひび割れを抑えます。
温度変化による影響
コンクリートは温度によって膨張と収縮を繰り返します。
- 夏 → 膨張
- 冬 → 収縮
この温度変化による動きによっても、細かなひび割れが発生することがあります。
駐車場は日光が当たりやすく、昼と夜の温度差も大きいため、コンクリートにとっては比較的厳しい環境です。
そのため外構工事では、温度変化も考えた施工方法が重要になります。
駐車場コンクリートは耐久性の高い舗装
コンクリートには収縮やヘアクラックなどの性質がありますが、それでも駐車場舗装としては非常に耐久性が高く、長く使える材料です。
適切に施工されたコンクリート駐車場は、長期間安心して使用することができます。
外構工事では、こうしたコンクリートの特性を理解しながら、目地や補強材などを使って施工することで、より長持ちする駐車場をつくることができます。
まとめ
駐車場コンクリートには
・乾燥収縮
・温度変化
・ヘアクラック
といった材料としての性質があります。
細かなヘアクラックはコンクリートでは比較的よく見られる現象であり、必ずしも施工不良とは限りません。
外構工事ではこうしたコンクリートの特性を理解し、適切な施工方法を行うことで長く使える駐車場をつくることができます。
駐車場工事や外構工事をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。